はじめに|キーボードを変えれば、タイピングは速くなるのか?
タイピングを練習し始めると、
一度はこんなことを考えたことがあると思います。
「キーボードを変えたら、もっと速くなるんじゃないか?」
実際、ネットを見れば、
- 高級キーボード
- プロが使っている配列
- 「打鍵感が段違い」というレビュー
そんな情報はいくらでも出てきます。
僕自身、タイピングを始めたころから
ずっと気になっているキーボードがありました。
正直に言うと、
3年間、ずっと欲しいと思い続けていました。
でも、その3年間、
僕は一度もそれを買いませんでした。
タイピングが伸びなかった頃の、僕の大きな勘違い
3年ほど前の僕は、
今振り返ると、完全に勘違いしていました。
- 速く打てる人 = いい道具を使っている
- 自分が遅いのは、環境のせい
- キーボードが変われば、何かが変わるはず
本気で、そう思っていました。
でも当時の僕の実力はというと、
- ミスが多い
- 安定しない
- 毎回打ち方が違う
- 調子のいい日だけ少し速い
という状態。
今ならはっきり言えますが、
完全に、道具以前の問題でした。
フォームも、意識も、練習内容も、全部バラバラ。
そんな状態でキーボードだけ変えても、
伸びるわけがありません。
それでも、3年間ずっと気になり続けていた理由
正直に言うと、
僕がそのキーボードを買わなかった一番の理由は、
値段が高かったからです。
当時の僕は中学生で、
簡単にポンと出せる金額ではありませんでした。
「欲しいけど、無理だな」
「今は我慢するしかない」
そんなことを思っていました。
ただ、不思議なことに、
「じゃあ別の安いキーボードでいいや」
とはならなかったんです。
「買えなかった時間」が、考える時間になった
買えなかったからこそ、
ずっと考え続けていました。
- 本当にこれが必要なのか
- 今の自分が使って意味があるのか
- 速くなりたいだけなら、ほかにやることがあるんじゃないか
もし、あの時簡単に買えていたら、
「道具のせい」にしていたと思います。
でも、買えなかった。
だからこそ、
- 今の練習はあっているのか
- 伸びない原因はどこにあるのか
- 環境より先に直すべきものは何か
そんなことを考え続ける3年間になりました。
道具に期待したくなる気持ちと、現実
当時の僕は、
「これを使えば速くなるかも」
と、何度も思いました。
でも同時に、
「いや、今の自分にはまだ早い気がする」
「これを使っても、結局同じなんじゃないか?」
そんな気持ちもありました。
それはストイックだったからではなく、
失敗したくなかっただけです。
中学生なりに、
高い買い物で後悔するのが怖かった。
今振り返って思うこと
今なら、はっきり言えます。
あのとき、
お金がなくて買えなかったのは、
結果的に悪いことではありませんでした。
なぜなら、
- 道具に逃げずに済んだ
- 基礎と向き合う時間ができた
- 「なぜ欲しいのか」を考え続けられた
からです。
もし、簡単に買えていたら、
この文章は書けなかったと思います。
まとめ|道具は「近道」じゃなく「相棒」
3年間、悩み続けてわかったことがあります。
道具は、
- 伸びないときの逃げ道ではない
- 速くなるための魔法でもない
でも、
- 継続するモチベーション
- 長く続けるための相棒
にはなり得る。
このあと僕は、
ついにそのキーボードを手に入れます。
だからこそ、
次の記事ではこういう話をしようと思っています。
「なぜ3年間も欲しかったのか」
「どんな人に向いているのか」
勢いのレビューではなく、
3年間考え続けた人間の視点で、
メリット、デメリットも正直に書くつもりです。
そして、あれから。
3年間「欲しい」と思い続けていたHHKBを、
ついに自分で買いました。
高校生になってバイトを始めて、
初めて自分で稼いだお金で選んだキーボードです。
届いたその日、開封して、
実際に使ってみた「初日の感想」を、
次の記事に書きました。

